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左近の桜

長野 まゆみ
角川グループパブリッシング


「いちいち、うろたえるなよ。……そういう生まれつきだと思え。」


 長野さん作品の中でも恐らくかなり「濃い」方に分類されるんじゃないかと思います。まだ数冊しか読んでないので偉そうなこと書けないんですが、内容から察するにそんな感じです。
 現代を舞台に、男同士が人目を忍ぶための宿「左近」の長男坊、桜蔵をめぐる物語。12本の連作になってます。とにかくこの桜蔵、彼自身にはまったくその気もないというのに知らず知らずの内に男を引き寄せる体質で、それと共にトラブルも引き寄せるためにちっとも落ち着いた生活が送れない。また彼を取り巻く(そっちの気のある)男たちが問題を解決したりややこしくしたり。彼らはことあるごとに桜蔵に彼自身の秘めた資質を気付かせようとするんですが、如何せん桜蔵が頑固なもので全く聞いちゃくれません。頑なな桜蔵の態度が余計煽るんでしょうね……という非常にときめき要素の多い話です。
 とにかく登場人物が魅力的です。何が起きても飄々とした態度の義父を始め、素直で可愛い弟や訳知り顔な常連客、謎の多い教師など、掴み所のない人物ばかり。読者は主人公の桜蔵よろしく終始彼らに翻弄されつつも、物語の中に引き込まれていきます。
 続編も出ているようなので是非読みたいですね。と言うか一回読んだだけだとほとんど理解出来ないので、もう一回くらい読みたいところ。


(2009.6.3)
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