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BECK


「この苦しみも、ここまでみんなで来た意味も、オレは伝えたいよ」


 何が目当てって、佐藤健でした。文句なしに素晴らしかったです。

 というか外見が学生でも通じるほど、まだまだ若い。一応コユキたちBECKメンバーは一番年上の平くんが18歳、下のコユキとサクが14歳、とかなり低年齢の設定ですが、流石に中高生でバンドデビューはちょっとなあ……と思ってしまう部分もあるので、今回のキャスティングは全体的に良い結果になったと思います。勿論低年齢だからこそ天才性が際立つんですけども、やっぱり二次元を三次元に起こすのはそう簡単には行かないものだというのが本音です。今回は特に。
 賛否両論あるこの映画。一番の争点が、コユキの歌声です。最初から最後まで、チラリとも歌声がない。声が全く入っていないのです。最後の最後、ライブシーンになればもしかしたら、という淡い期待も抱いたのですが、甘かったようです。残念だとは思ったのですが、私個人の意見としては、原作者からの強い要望があったとは言え、これは堤監督の気遣いからの英断だと思います。コユキの、それこそ天から降ってくるような歌声を三次元で表現するのはまず無理。そんな人が居たらそれこそ話題になってメジャーデビューするはずです。佐藤健の歌う姿は紛うことなく天使でしたけども(笑) 原作のイメージを損なうことなく映画化するに当たって、歌声を全カットした監督はすごい。正直ここまで原作ファンを大切にする人って他に居ないのではないかと。ただそこまでハードルを上げずとも妥協して、誰か別の声を持ってくるとか、何かを犠牲にすれば他にも方法はあったのではないかと思います。正直、一度で良いのでボーカル入りの「BECK」の曲を聞きたかった。DVDに特典で付いたりしないんでしょうか。「佐藤健ボーカル収録、 幻の音源」みたいなやつで! 電王の時にも歌ってたので、別に歌えないわけじゃないんですよね。製品化の際は、頼んだ!
 最初は佐藤健が見られればそれで良いかななんてことを思っていたんですが、観れば観るほどBECKメンバーがすごく、良い。私が原作未読なこともあるのでしょうが、出演者全員が全員収まるべきところに収まったかなあという印象。千葉を演じる桐谷健太は『タイガー&ドラゴン』でチビT役、『仁―JIN―』で佐分利先生役をやったりと今までしばしば演技を見てはいたのですが、今回はハマり役。正直ラストの千葉の歌声はかなり来るものがありました。ラップ対決の時点では「うーん?」とか思ってしまって申し訳なくなったぐらい。帰国子女だからという理由が主でキャスティングされた水嶋ヒロの英語も、大変宜しい。日本人はどうしても(留学した人でさえ)発音が堅いのに対して、彼の流暢な英語にちょっとだけ抱いていた不安も吹っ飛びました。妹役の忽那汐里も自然な感じで可愛かった。しかし女の子キャラだったらヒロミ(倉内沙莉)がドツボでした。かわいい。そして今回一番キュンと来たのが、向井理。『ゲゲゲの女房』での好演が記憶に新しい彼ですが、申し訳ない。正直ちょっとナメて ました。彼があんなに兄さん的キャラが似合う人だとは思わなんだ。ドラムのサク役の中村蒼も前から知ってはいましたが、演技を見たのはこれが初めてです。彼は色気のある二枚目よりは若干天然の入った穏やかな2.5枚目である方が断然良いと思いました。それを思うとあのキャスティングに首を捻らざるを得ない『大奥』での中村蒼の役も許せるかなあ。
 彼らが本当に弾いているかどうかは定かではないですが(若干音ズレ?と感じてしまう部分もあったので)、もし弾いていないのであってもあれだけそれらしく魅せられるということはかなり練習したことでしょう。みんなかっこいい。余談ですが、水嶋ヒロ、佐藤健、ヨシト役の古川雄大(歌声&ダンスがセクシー)と言いマサル役の桜田通と言い、仮面ライダー祭でしたね。そして! 何より! フェス担当者として、BECKを全面的にサポートしてくれた! 松下由樹! 『ナースのお仕事』が大好きだった私は、「先輩」の松下由樹はそこに居るだけで嬉しくなります。そんな松下由樹がこの映画に 出ているなんて知らずに見たので、登場した時の感動と言ったら、もう。ありがとう。他にも私の好きな水泳要素をがっつり取り入れてくれたカンニング竹山とか、さりげなく出演して去っていった品川とか、けっこう脇キャラも面白いです。全体的にシリアスな中でも時折テンポの良い笑いのシーンが入ったりするので、ああ堤監督だなあと思ったりします。
 あと今回はスタッフロールを何故かいつもより真剣に見てたんですが、衣装協力のところにChacottがありまして、一体どこにバレエシーンがあったんだ、と思ってよくよく考えてみると、新体操部であるヒロミちゃんたちが着てたのはチャコットのベーシックタイプのレオタードでしたね。何という地味なデザイン、とか思っていましたがあれは練習用レオタードをそのまま使用してるんですね。納得。スタッフロールも意外と新発見があったりして面白いです。

 評価の別れそうな作品ですが、個人的にはなかなかオススメです。ホルモンやらレッチリやらオアシスやらも聴けるので、ロック好きの方は是非!


(2010.9.19)
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