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乱と灰色の世界 1巻


「本当はね ママみたいに飛んで行きたいの! でもやり方知らないんだよね」


 『群青学舎』以来の入江亜希の新刊です。連載しているのは知っていましたがどうにも本誌を手に入れることが出来なかったために、コミックスが初読という形に。表紙のキャラクター大集合な感じが大好きです。見てるだけで楽しい。表紙カバーを取った後の本表紙の装丁も素敵です。
 今時珍しく、ストーリーはとにかくベタベタ。古き良き魔女っ子ストーリーとでも言うのか、磐石なファンタジーです。
 跳ねっ返りで自分の力で空飛ぶことを夢見る小学四年生の漆間乱は、学校ではイジメに遭い、家では兄の陣に怒られてばかり。母の静はとても力の強い魔女なのに、その娘のはずの乱の魔法はいつも上手くいかない。そんな彼女にも一つだけ得意な魔法があった。一見彼女には大きすぎて合いそうにないスニーカー、これを履くと大人の美女に変身することが出来るのだ。
 と、簡単に説明してしまうとすごくチートでチープな筋立てなんですが、これがまた入江亜希が描くと本当に面白い。雰囲気のある絵が何か迫力を与えてるとしか思えない。私個人としては『コダマの谷』時代、と言うかそれ以前の同人活動時代の絵柄が好きなんですが、今の絵柄も華があって素敵です。この作品には今の絵柄が一番合う。作風が変わってもがっかりさせないのは、元々恐ろしく絵が上手いからなんでしょうね。大人乱の美しさには凰太郎でなくてもドキドキします。画面がとにかく豪華で、陣が走る一連の描写には引き込まれるようでした。風と光の描き方が秀逸だなあと思います。とにかく画面が眩しい。「さっきから目が チラチラする」まさにこの言葉の通りです。乱が常に輝いてます。
 成長後の乱に恋してしまった凰太郎、なかなか職場から帰って来られない母親・静、その母が見つけたと言う乱の新しい家庭教師。一巻がなかなか気になる引きで終わっているので二巻が待ち遠しいです。『Fellows!』が隔月刊なのが恨めしい。森薫の『乙嫁語り』と同じく今後が楽しみな作品です。


(2009.12.11)
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