<< りんたとさじ main きのう何食べた? 3巻 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- - -
乙嫁語り 1巻


「僕はアミルがもっと若かったらとか全然思ったことないからね」


 『エマ』が完結してやっと一息、と思いきや早速スタートした新連載。今回は舞台が中央アジアへと移ります。話の中心はとある夫婦、定住民族の夫カルルクと遊牧民族の妻アミル。カルルク12歳、アミル20歳と、とんだ姉さん女房です。当時の結婚適正年齢が15〜16歳だったと言いますから、アミルは相当な嫁き遅れだったのでしょう。作中でも何度か「年を取りすぎてる」との台詞が見受けられます。今じゃ考えられない話ですね。子孫を残すことが最優先だった時代ですから、しょうがないのでしょう。
 ただ表紙を見ても分かるように、一家の仲がとても良いです。嫁姑問題も排他的雰囲気もなく、皆自分たちの暮らしを自然に守って生きています。森さんの描写力と描き込みのレベルがとんでもなく高いこともあって、シンプルに一日の描写をするだけでも圧倒的な情報量です。文字で書くところをさらっと絵で表現してしまえる人ですね。装飾品などの描き込みには舌を巻くしかありません。大友克洋氏を思い起こさせる画面です。
 カルルクの年齢が若いこともあって、二人の間に性的関係はまったくありません。それでも確かに夫婦であって、本人たちはそれで良いと思っている。例えお互い顔を知らないまま結婚したとしても、お互いを好ましく思っている。一生添い遂げるものだと思っている。『エマ』は結婚するまでの過程を描いていましたが、この作品では結婚してからいかにして二人が距離を縮めていくかを描いています。アミルの行動全てから見えるカルルクへの好意や、カルルクの視線から見えるアミルを大切に思う気持ちが見ていてとても気持ち良く、これからの展開が楽しみです。

 個人的にはあの居候が19世紀イギリス、インドと何らかの繋がりがあることを期待してます(笑)


(2009.10.14)
comic comments(0) trackbacks(0)
スポンサーサイト

- - -
comment
comment









この記事のトラックバックURL
http://hepta7.jugem.jp/trackback/40
trackback

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< September 2017 >>

Categories
Selected Entries
Archives
Recent Comment
Profile
TweetsWind
Mobile
qrcode
Sponsored Links