<< あめふらし main 風が強く吹いている >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- - -
プシュケの涙


 数年来好きな絵師さんがイラストを担当していると小耳に挟んだもので、絵を目当てに買いました。そんな不思議な出会いでしたが、思えば純粋に恋愛物を読むのは久し振りでした。そしてライトノベルを読むのも久しぶりでした。
 ライトノベルとしては重いです。これはライトノベルと言うより、桜庭一樹のような青春小説の部類に入るのではないかと思います。ある女の子の自殺の真相を暴く、というのが一応のストーリーの軸になっているので、少々ミステリー要素もあってじりじりしながら読みました。死んでしまった吉野の自殺の本当のことを知りたがる友人、由良と、彼女が落ちるところを見ていた榎戸川。始まりはこの二人の会話からです。
 話の展開上、後味が良いものでは決してありません。でも嫌な気分にはならないのが不思議。むしろ読後は爽やかかもしれません。吉野が心を開いていく過程が丁寧に書いてあるだけに、その後の展開を知っている身としては切ないばかりです。

 読後に表紙や挿絵を見返してみるとまた色々な見方が出来て感服します。他の方のレビューを拝見してなるほどと思ったのが、表紙を逆さまにして見るとまた違った解釈が出来る、という点。違う視点から下の余白の意味を考えさせられます。

 良い買い物をしました。


(2009.3.2)
book comments(0) trackbacks(0)
スポンサーサイト

- - -
comment
comment









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
trackback

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
<< February 2020 >>

Categories
Selected Entries
Archives
Recent Comment
Profile
TweetsWind
Mobile
qrcode
Sponsored Links