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サマーウォーズ


「『つながり』こそが、ボクらの武器。」


 公開初日、早速観てきました。やはりCMの効果もあり、アニメ映画だということで子供の姿も多くありました。
 「OZ」というバーチャルコミュニティに現実世界でも頼りきっている時代(と言っても現代日本)、OZの普及率は携帯電話の普及率とほぼ同じ。そのユーザーの一人でもある主人公、健二は学校一の美女と言われる先輩、夏希のとある「頼み」をバイトとして引き受け、彼女の実家に供をすることになるのだが、曾祖母の誕生日を祝うという一族総出の勢いにたじたじ。陣内家に泊まった日の夜、携帯に届いた一通のメールに記載された暗号を訳が分からないまま解いてしまう。翌朝健二が起きると、OZの「異変」により世界が大混乱に陥っていた――。

 予想以上に面白かったです。貞本義行によるキャラクターデザインで画面に良い意味でクセがなく、家族で楽しみながら見ることのできる映画だと思います。声をあてる俳優陣もあまり違和感がありません。ところどころではありますがベテラン声優もいます。ジブリのような派手さはないし今監督作品のように恐ろしいほど緻密なわけでもなく、時折冗長に思われる箇所もありますが、『時をかける少女』のような妙にリアルな若者、家族の本音を通して作品のテーマが分かりやすく描かれていると思います。
 OZについての作画は仮想世界ということでオールCGです。冒頭のOZについての説明で世界観が全て明かされ、大画面ならではという構成で思わず見入ってしまいました。アバターそれぞれにも個性が見えて面白いです。このOZの中でアクションシーンもあったりするんですが、なかなかこれが白熱します。戦っているのは可愛いアバターなのに! バトルキングであるキングカズマの足技は必見です。恐らくこの作品の一番の見所はこのOZ世界の描写でしょう。現実では到底出来ないことを、現実では到底あり得ない力で、現実と同じく家族で一緒にやり遂げる。手に汗握る場面も多々あって、非常に楽しめました。
 いつか未来にこのOZのような生活に密着したシステムを人間が利用するようになったとき、もしこんな事故が起きたら、と思うとそこはかとなく不安になったりします。ある意味では『東のエデン』のような啓蒙的なストーリーですね。
 ただ少年少女二人が主人公だとは言っても『時をかける少女』よりは恋愛要素が少ないです。陣内家が社会の縮図といった感じで、世界が大混乱に陥った、ということに対して個人個人の捉え方や考え、レスポンスが「ある出来事を巡る家族の対立」を通して上手く表されてました。つまりは主役は陣内一族というわけです。色んな意味でファミリー映画でした。


(2009.8.1)
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