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有頂天家族


「そりゃ、おまえ、阿呆の血のしからしむるところさ」


 森見登美彦の本ということで手にとったんですが、これがまた面白かった。個人的には『夜は短し歩けよ乙女』より好きな作品です。
 一言で言うと、現代日本ファンタジー。狸と天狗と人間と、三者三様三つ巴の戦い(?)が京都を舞台に展開されます。偉大な父の血を受け継ぎながらもどうもパッとしない狸の下鴨四兄弟、彼らの師である天狗の赤玉先生、その弟子であり秘蔵っ子の弁天、下鴨の天敵夷川、妙な人間たちが集まる金曜倶楽部、様々な種族と事情が絡み合って終盤の疾走感が壮快です。序盤は冗長な感じが否めませんが、人物関係が分かってくると森見さん特有の語り口に引き込まれます。スタジオジブリの『平成狸合戦ぽんぽこ』を彷彿とさせながらも、より酔狂な舞台設定。
 この人のすごいところは奇抜な言葉遣いながらも状況が分かりやすく描写されているところだと思います。舞台が京都なので万城目学と比べられがちですが、両者それぞれ面白いです。第二部も開始したらしいので続編を楽しみに待とうと思います。


(2009.7.2)
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