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耳猫風神社


 相変わらず男の子しか出てこないのにはもう慣れましたが、私が今までで読んできた長野さん作品とは一味違って、どちらかと言うと児童文学のような作品です。少年トアンの日記を語り手として、ある日十字路で漆黒の髪をした眼帯の男の子に出会うところから話が始まります。
 おとぎ話のようで、登場人物がみんな個性的。ツァイスやカシス、キイルが、本当に街の中に居そうで思わず現実世界でも探してしまったり、路地裏をじっと見つめてしまったりします。思い出してみれば、子供の頃はよくこの本に書かれているようなことを想像して遊んでいたわけで、この話はそれを具現化してくれているようなものです。読者は少なからずノスタルジーを感じるんじゃないでしょうか。現実でもこの作品の中にしても、こういう経験もきっと子供の頃にしか出来ないんだろうなあと思うとちょっと切ないですね。大人たちは子供の言うことを分かってくれない。こういう子供視点の考え方も今では出来なくなってしまいました。

 批判の一つに展開が読める、との意見をよく聞きますが、山口マオさんの装画も素敵なので、それも合わせて絵本のように話の雰囲気を楽しむのが良いんじゃないかと思います。


(2009.6.23)
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